便秘の原因と対策|女性が気を付けた方がよいこととは? – 石原新菜ブログ|健康ソムリエ

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便秘の原因と対策|女性が気を付けた方がよいこととは?
2020.08.28

わたしも便秘体質でした

みなさん、こんにちは!

今日は女性に多い便秘についてお話ししたいと思います。

わたしも若いころは、放っておいたらいつ出るか分からないくらいひどい便秘だったんです。

でも、今はすっかり快便!

便秘になりやすい原因を知って、原因にあわせた対策をすれば、あなたの便秘もきっと解消しますよ!

じつは日本人は便秘になりやすい!?

まずは便秘の原因から見ていきましょう。

便秘というと、女性に多い症状という印象ですが、男性と女性の比較をする前に世界に目を向けてみると、日本人って欧米の人よりも便秘になりやすいんです。知ってましたか?

日本人がなぜ便秘になりやすいかというと、腸が長いからだと言われています。

小腸と大腸を合わせた長さを見てみると、欧米人が約7メートル、日本人は約9メートル。だいたい1.3倍、日本人の方が長いことになります。

どうして腸の長さに違いがあるのか。
これには食習慣が関わっています。

日本人の食を振り返ると、今でこそ“食の欧米化”なんて言われますが、もとは野菜や穀類が中心なんですよね。

野菜や穀類には食物繊維が多いので、消化に時間がかかるんですよね。そして低カロリーだから、栄養をしっかり摂るには、腸は長くならなければならなかったみたいなんです。

欧米人はというと、肉類をよく食べますよね。
お肉は、からだの中に入ると腸の中で腐敗して発酵が進みます。そのときに、アンモニアだとか硫化水素とか、要は有害物質が発生するんです。

なかには発がん性のある物質や神経に害を及ぼす物質も含まれています。早くからだの外に出さないと危ないですよね。だから腸が短くなった、というふうに考えられています。

男性より女性に便秘が多いのはなぜ?

日本人はからだの構造上、便秘になりやすいというお話をしました。

ではでは、同じ日本人でも男性よりも女性の方が便秘になりやすいのは、なぜなのでしょう?

理由はふたつあります。

ひとつは、女性は筋肉の量が少ないこと。
ふたつめは、腸が冷えて動きが悪くなっていること。

ひとつめから説明をすると、おなかの筋肉、つまり腹筋は押し出す力(腹圧)でもありますから、この腹筋が弱いと便秘になりやすくなるわけです。

ふたつめは、今説明した筋肉の量とも密接に関わる話で、女性は男性に比べて全身の筋肉量が少ない。筋肉が少ないと、そのぶん代謝が悪くなります

代謝が悪いと水分が排泄されにくくなりますから、からだのなかに余分な水が溜まりやすい。胃や腸に、余分な水が溜まっていると冷えて動きが悪くなってしまうんです。

胃や腸は目で見ることができないから分かりにくいかもしれませんが、足がむくむのを想像してみてください。あれと同じなんですよ。

便秘は本当にからだに悪いのか?

便秘のとき、どんなことが気になりますか?

私の場合は、からだは重いわ、吹き出物は出るわ、気分もスッキリしないわで、本当に散々でした。

便秘になると、今挙げたような外側にあらわれる症状や不快感に目が行きがち。
でもね、からだのなかはもっと大変なんですよ。

便は食べ物のカス、つまり老廃物。老廃物のなかには、添加物だったり、化学調味料だったり、残留農薬だったり…有害なものが含まれているんです。

便秘だと、その有害なものをからだのなかにずっと溜めているということになります。

便秘で吹き出物が出るのは、便で出すことができないこうした老廃物を、皮膚から出そうとからだが頑張っている証拠。

吹き出物がひどいと、薬を塗っておさえたくもなりますが、それをすると、もはや老廃物が外へ出る道はどこにもなくなってしまう…。

全身の細胞が老廃物を抱え込んでいる状態が長年続いたら…?
ちょっともう、想像したくなくなってしまいます。

今度こそ便秘解消!スッキリのための対策3つ

便秘の解消には「水をたくさん摂るといい」だとか、「野菜をたくさん摂るといい」だとか言われますが、「そんな方法では解消しない!」という人は、これから紹介する方法をぜひ試してみてください。

対策 1)はらまき、貼るカイロなどでおなかをあたためる。

胃や腸が冷えて動きが悪くなっているという話をしました。胃腸の働きを良くしたいので、まずは冷えたおなかをあたためましょう。

「暑いのにはらまき?」と思うかもしれませんが、暑い時期でもおなかが冷えている人は多いです。

あたためながら湿気は逃がしてくれる、シルク素材の薄手のはらまきがおすすめです。

対策 2)わかめの味噌汁などで、水溶性の食物繊維を摂る。

食物繊維には、水に溶けにくいものと、水に溶けやすいものがあります。

水に溶けやすい食物繊維は海藻などヌルヌルしたものに含まれていて、腸のなかでもヌルヌルしたまま。便のすべりをよくしてくれます。

対策 3)一食(朝食)抜いて、排泄力を高める。

排泄力は、食べない方が高くなります。

便秘が続いてつらいときは、一食抜いてみるといいですよ。抜くのは、一日三食のうち朝食がおすすめ。前日の夕食から時間が空いて、からだが排泄しやすい状態になっていますから。

抜いた朝食の代わりに、しょうが紅茶や具のない味噌汁を摂ると、一日を元気にスタートできますよ。

余計なものを全部出し切ると、からだが軽くなるし、気持ちが前向きになったり、頭がクリアになったり、よく眠れたり…といいことがたくさん!

対策で一番大切なのはあたためること。
騙されたと思って、やってみてくださいね!

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