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みなさん、こんにちは!
世の中は新型コロナウイルス一色。いろいろと不安ではありますが、そんなときこそ元気よく!今回はみんなが気にしている免疫力についてお話ししたいと思います。
免疫、免疫力…よく使うと思いますが、具体的にどういう意味か知っていますか?
免疫とは文字通り、「疫を免れる」こと。ウイルスや病原菌、有害物質など、いろいろな外敵から私たちのからだを守ってくれる防衛システムのことを指します。
私たちの生活環境には、目に見えるわけではないけれど、ウイルスや病原菌など、からだに害を及ぼすものがたくさんいます。毎日うがいや手洗い、今だとアルコール消毒まで念入りにしていますよね。
でも、どれだけ一生懸命予防したとしても、有害な菌や物質は、どこからか入り込んでしまうもの。それでも元気でいられるのは、まさにこの免疫のおかげなのです。
さて、免疫と深く関わるものがあります。それは体温。
体温ってね、1℃下がるだけで免疫力を約30%も低下させてしまうんです。つまり、それだけ病気にかかりやすくなってしまうということ。
低体温の人、多いと思います。ドキッとしますよね。
だって、平熱が35℃ 台前半だったとしたら、36℃台後半の人に比べて、相当体調を崩しやすくなるわけですから。
ところで、体温が低いと免疫力が低くなってしまうのはなぜなのでしょう。
免疫とは「疫を免れる」ことでした。
では何によって疫を免れるのかというと、それは「白血球の働き」によってなんです。
白血球とは、血液中にある、みなさんもよくご存じのあの白血球のことです。白血球の仕事は、私たちのからだの中を自由に泳ぎまわって全身をパトロールすること。外敵が悪さをしていないか常にチェックし、万が一、侵入者がいれば退治して、私たちの健康を守ってくれています。
ところが、体温が下がる、つまりからだが冷えてくると血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。すると白血球の働きは鈍くなり、全身をパトロールすることが難しくなります。
そんなときにウイルスや病原菌が侵入してきたら…それはひとたまりもないですよね。
病気しらずでいようと思ったら、とにかく体温を上げること!
実際、運動や入浴で体温を1℃上げることによって、一時的ですが、免疫力が5~6倍高まることも分かっています。からだがあたたまって血流がよくなれば、白血球の数が増え、その働きも活発になっていきます。
ということで、体温を上げる方法の紹介に移りましょう!
毎日湯船に浸かることで、からだが芯からあたためられます。じわっと汗が出始めたら、体温が 1℃上がった証拠。お風呂上がりにストレッチをすれば完璧!さらに新陳代謝が上がります。
大きな筋肉がついている太ももを鍛えることで、燃焼しやすく、あたたかく血流の多いからだになれます。
水は、あたためて白湯にして飲んだとしても、からだの中でいずれは冷めてしまい、あたため効果としては一時的。さらに、冷めたその白湯は水となり、からだの熱を奪うことに。
からだを冷やさない水分補給をするために、あたため効果のあるしょうがを使った飲料がおすすめです。利尿作用のある紅茶と組み合わせれば、余分な水もしっかり排出できます。
お腹はからだの中でも血流の多い場所。ここを集中的にあたためることで内臓が活性化し、効率的に体温を上げられます。
最後に耳寄り情報をもうひとつ!
ヒートショックプロテインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ヒートショックプロテインとは、熱によるショックを与えたときに生成されるタンパク質のこと。このタンパク質が出るとね、なんとびっくり、免疫力がグ~ンとアップするんです!
名付けて、ヒートショック入浴法!
ヒートショックプロテインは、熱を与えてから2日後に最も多く分泌されます。だから、ヒートショック入浴法は、3日おきくらいに行うといいですね。
ちなみに、ヒートショックプロテインによって傷口の治りが早くなる、肌がきれいになる、という効果も報告されています。
ちょっとした工夫でも毎日続ければ、免疫力は高められます。「これなら続けられる!」というものを見つけて、ぜひ毎日の習慣にしてくださいね!
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