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みなさん、こんにちは!
暑い日が続いてイライラしていませんか?
加えて、仕事のことやお金のこと、人間関係など…不安なことがあれこれあると、精神的な疲れがたまってしまいます。
今回は、そんなイライラ・欝々に関するお話をしたいと思います。
さて、最近、次のような兆候があるな~という人、ちょっと気を付けた方がいいです。
などなど…
ストレスがいろいろたまると精神的な疲れとなって、のどの詰まりなどとして表れてきます。
つまり、今挙げたものは病気になる一歩手前の症状。甘く見てちゃダメなんですよ。
こうした症状について、西洋医学では「脳のセロトニン分泌量が足りない」だとか、「脳の神経伝達物質のバランスが崩れている」だとか、いろいろ説明しますが、伝統医学ではとてもシンプル。冷えによる病だと考えます。
いつもイライラしていて、毎日ストレスだらけという人は、たいていが冷え性じゃないかと思います。
私のクリニックでも、ストレスを訴える患者さんの平熱を測ってみると、35℃台の人は珍しくありません。これは偶然なんかじゃないんですよ。ちゃんとした医学的理由があります。
私たちのからだは、精神的なストレスを感じるとそれに対抗しようとして戦闘モードに切り替わり、交感神経が活発に働き始めます。
交感神経というのは闘いの神経のこと。アドレナリンをぶわっと出して、危機に備えて、たとえばケガをしたときに大量に失血するのを避けられるように血管を縮めるんです。
身を守るために全身の血流を滞らせるわけですが、この状態がずっと続いてしまうと、血流の悪い状態もずっと続くことになり、からだが冷えてしまうんですね。
のどに何か詰まったように感じる症状も同じ。
伝統医学では梅核気(ばいかくき)と呼びますが、咳払いをしても、水を飲んでもとれなくて、梅干しのタネが詰まったような違和感が残ってしまう。
病院で検査をしても異常なしと言われるけれど、伝統医学的には、からだの冷えからくる気の滞りが原因なんです。
気の流れが悪くなっていて、のどや食道に気が引っかかっているのだと考えるんですね。気はからだが冷えると滞りやすくなります。
結局、どれも原因は冷えなんです。
ストレスの原因から逃れる方法は考えないといけませんが、イライラ・欝々に対して伝統医学的にできることもあります。
それは、気の流れをよくすること。
気の流れをよくするには、まず血の流れをよくすることが大事。血の流れがよくなれば、気も一緒に巡っていきます。
そして、血の流れをよくするには、体温を上げないといけません!
夏は、吸湿性や放湿性にすぐれ、保温効果が高く肌にやさしいシルク素材がおすすめ。
※コットンは乾くのが遅いです。汗をかく夏は蒸れるので避けた方が無難。
湯舟に、バラの花びらを浮かべたり、3~4個分のみかんの皮を天日干しして乾燥させたものを入れたりすると、よりリラックスできます。
ウォーキングやジョギング、筋トレなどで汗をかきましょう。
カラオケや山歩きなど、好きなことでからだを動かし、ストレス発散するのもいいですね。
脳神経の興奮を鎮めるカルシウムや気の流れをよくする気剤もしっかり摂ります。
カルシウムが多い食べ物は、くるみ、黒ゴマ、ジャコなど、気剤は、しょうが、しその葉、シナモンなど。
のどの詰まりや、息がうまく吸えないといった症状は、うつ病や自律神経失調症の一歩手前。
ぐるぐる頭を巡らせずに、からだをあたため、気の流れをよくしてくださいね!
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