朝の運動について、その目的・方法・効果・注意点などなどお伝えします。

オアシスの理念の一部である「社員の健康の豊かさを追求する」取り組みの一環として、私たちの心身にとって有効な時間にすることを目的としています。
健康であるために必要な「食べる・動く・休む」の三大必須要素において、生活に取り込む上で一番ハードルが高いのが「動く」です。継続して運動をしている人口は、数十年間増加せず一定数のキープにとどまっています。※厚労省調べ

ですが、この動くという行為は、血液のめぐり、エネルギー代謝(ダイエット)、免疫力向上(体温が1度あがると一定時間免疫力が5倍高まる。通勤時間に接触したウィルスを撃退!)、メンタルヘルスにおいて心身の健康に絶大なる威力を発揮する行為です。
高いパフォーマンスを発揮するためにも、心身ともにバランスの整った健やかな状態で、仕事に臨みましょう!


【メニューA(週2回)】

■スクワット

①肩幅より少し大きく足を開き、つま先とひざの向きは「完全に一致」させ太ももが床と平行になる位置まで膝を曲げましょう。

→つま先とひざの向きが一致していないと膝を痛めます

→つま先よりも前に、膝が出ないように注意して膝を曲げます

②音楽に合わせて、4カウントを等間隔で使って膝を曲げ、4カウントを等間隔で使って膝を伸ばします。

③お腹をグッとへこませながら行うと、お腹周りの脂肪燃焼にも効果的かつ、膝の負担を軽減し痛めません。

[Point!] 口角をあげて、皆で一緒に数をかぞえて声がけをする

①口角をあげて笑顔をつくり、心のストレッチをしながら行います(口角をあげるだけでリラックス効果があります)

②声を出すことで、意識的に運動中の呼吸を止めないようにします

③毎日、どんな気持ちの日であっても、元気で感じのいい声掛けをすることの継続で、自分の機嫌がとれるメンタルにするための「こころの筋トレ」になります

④良い環境、雰囲気づくりは自分達でつくるものです。「自分は関係ない」、「声出しは人任せ」な人が、マーケティングの基本である「人に寄り添う」ことの一流にはなれません。率先して前に立ってくれている仲間の想いや努力に気づける人になりましょう。人の想いに気づき寄り添うと「感謝」が生まれます。

しっかりやればやるほどハードなスクワット。自分の声掛けが、誰かの励みになるような素敵な声掛けが自然とできる人を目指しましょう。


■静的ストレッチ(スタティックストレッチ)


反動をつけずにおこない、使用した筋肉を伸ばします。
正しく行うことで体の柔軟性につながります。
硬い=老化・衰えのサインです。
身体のかたさは、血管のかたさに通じていく(動脈硬化)と覚えましょう。


■締めのポーズ(「ヤッター」ポーズと拍手


1位でゴールテープを切ったランナーは、老若男女問わず同じポーズをします。
その場面を一度も見たことがない生まれながらに盲目のランナーも同じです。
そしてそれは人間以外の動物にもみられます。
腕を頭上に伸ばして広げる「勝利のポーズ」は、動物が自分の力を示す時にするポーズとして組み込まれているものなのです。
そのポーズを2分間とることで、ストレスホルモンであるコルチゾールは25%減り、前向きになるホルモンであるテストステロンは20%増えます。
逆に背中を丸めて下を向き、落ち込んだようなポーズをとると、コルチゾールは15%増え、テストステロンは10%減ってしまいます。
自分の気持ちは、ボディランゲージから整えることができるのです。
短い時間ではありますが、朝一番にこのポーズで気分を上げていきましょう!


そして拍手。お互いの頑張りを称え合いましょう。
中医学を含む代表的な東洋古典の経典である「易経」では、拍手をすることで気が浄化すると言われます。気血水の「気」。一日のはじまりに自分を取り巻くエネルギーを浄化して清々しい気持ちで仕事を始めましょう。


【メニューB(週2回)】


■ラジオ体操


動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)は、ウォームアップとして、動作の円滑化や関節の可動域を広げ、身体をあたため動かす準備をする効果があります。
大きな動作と大きな呼吸を意識して、3分間の有酸素運動として、全身を動かしましょう。

全身を使った大きな動作がポイントです。大きな動作のポイントは「プレパレーション」(ダンス用語等で使われる「準備・用意」の意)。全ての動作は、次の動作のプレパレーションです。
プレパレーションについては、実践しながらお伝えしていきますね。


【メニューC(週1回)】


■首・肩・肩甲骨のストレッチ


パソコンを使ったデスクワークが多いので、負担がかかる首・肩・肩甲骨をほぐします。痛みがある時は無理をせず、逆に痛めてしまうことのないように気をつけましょう。息を吐きながら力を抜いて、リラックスして行います。


【注記】
健康の為の運動時間です。腰痛、四・五十肩など、どこかを痛めている方、糖尿病、貧血などなど体調不良の方、運動も、身体の状態によって「しない方が良い時」があります。
無理をして、健康を損なってしまっては本末転倒です。調子が悪い際は、朝礼前に健康運動指導士or健康運動実践指導者迄お声がけの上、お休みor軽めに実施して下さい。(誤指導防止の為、必ずご連絡下さい)
また、やっている途中に気分が悪くなった際も、無理をせず中止してください。


ご自身の体調・体形・体質などによって、より効果的な方法や意識すべきことを知りたい方は、別途質問して頂ければお答えしていきますので遠慮なくお声がけください。

では、明日からも皆さん一緒に楽しく運動しましょう♪